日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比14円40銭安の3362円91銭だった。
前日の米NYダウが230ドル超下落した流れを引き継ぎ、日経平均は朝方に21000円を割り込む場面があり、ジャスダック市場でもリスク回避目的の売りが広がった。その後、日経平均の下げ渋りとともにジャスダック銘柄にも押し目買いが入ったが、戻りはこの日の始値近辺で一服した。低位株の一角などに物色が向かったものの、前日までと同様にやや売買低調で、買い手控えムードが強かった。
小口売りが優勢で、ジャスダック、マザーズとも6割近くの銘柄が値下がりした。その一方で「新たな材料が出た銘柄には個人の買いが膨らんだ」といい、売買代金上位に限ると値上がりした銘柄が目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で342億円、売買高は9725万株だった値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は408となった。
個別では、成学社、ZOA、大木ヘルスケアホールディングス、アルファクス・フード・システム、大阪油化工業など26銘柄が年初来安値を更新した。ウッドフレンズ、東武住販、岡山製紙、エヌジェイホールディングス、ジョルダンが売られた。
一方、やまねメディカル、アサカ理研がストップ高となった。エスエルディー、No.1、京極運輸商事は一時ストップ高となった。幼児活動研究会、B-R サーティワンアイスクリーム、日東ベスト、プロパスト、ファンドクリエーショングループなど14銘柄は年初来高値を更新した。LCホールディングス、Nuts、リリカラ、シライ電子工業、鉱研工業が買われた。
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