日経ジャスダック平均は3日ぶり反落、リスク回避地合い

日経ジャスダック平均は前日比14円14銭安の3433円22銭と3日ぶりに反落した。
日本株全体がリスク回避地合いとなり、さえない動きとなった。
景気減速への懸念を背景とした前日の米株安に加え、紛糾する英国のEU離脱問題などを嫌気してリスク回避の流れが強まっており、ジャスダック市場でも時価総額の大きい銘柄を中心に売りが優勢となった。
また、前日人気を集めたバイオ関連株の一角が値を崩したことも目先の利益を確保する動きにつながったようだ。外部要因の不安定さを警戒し、主力の東証1部を避けた短期資金は値動きの軽い低位株といったジャスダック市場など新興市場に向かったが、全般を押し上げるまでには至らず、個別物色にとどまった。
個人投資家の間でも米中貿易交渉や英国のEU離脱の動向を見極めたいとのムードは根強く、買いの手は続かなかったようだ。
値上がり銘柄数は200、値下がり銘柄数は408となった。

個別ではクルーズ、大木ヘルスケアホールディングス、倉元製作所、NKKスイッチズ、初穂商事など10銘柄が昨年来安値を更新した。セキ、地域新聞社、ケイブ、アイレックス、リリカラが売られた。
 
一方、ジョルダンがストップ高となった。光ビジネスフォームは一時ストップ高となった。
ヒビノ、東映アニメーション、ワークマンなど4銘柄は昨年来高値を更新した。ソフトフロントホールディングス、プリントネット、岡本硝子、文教堂グループホールディングス、共同ピーアールが買われた。
 

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