日経ジャスダック平均株価は13営業日ぶりに反落した。終値は前日比9円84銭安い3932円83銭だった。
前日の米国市場で主要3指数が上昇した流れを受け前場は時価総額の大きい主力銘柄などが強含んでいたが、次第に利益確定売りが優勢となった。米長期金利の上昇に対する警戒感や個別の材料に乏しいなかで買いの手が遠のいた。
ただ、市場では「出遅れていた大型の景気敏感株物色の流れから、中小型株で来期に業績回復しやすい銘柄に物色が移ってきている」の見方もあった。半導体製造に用いる東洋合成などが買われた。株価が高くなった銘柄を売り、目新しい銘柄を買う動きが目立った。
フェローテクやマクドナルド、Tホライゾンが下落した。半面、シンバイオや五洋インテ、ハーモニックは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で643億円、売買高は1億1062万株だった。値上がり銘柄数は210、値下がり銘柄数は419となった。
個別では、MICS化学、ジャストプランニング、Success Holders、日本銀行、Speeeが売られた。
一方、シンバイオ製薬、ナガオカがストップ高。ケア21、ゼネテック、五洋インテックス、カーディナルは一時ストップ高と値を飛ばした。佐藤渡辺、ヒップ、岩塚製菓、コモ、ミューチュアルなど19銘柄は昨年来高値を更新。セーラー広告、エヌ・シー・エヌ、Eストアー、アピリッツ、こころネットが買われた。
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