日経ジャスダック平均株価は小幅ながら5日続落した。終値は前日比3円17銭安い3942円75銭だった。
ジャスダック平均の5営業日続落は2016年3月29~4月6日の7営業日続落以来、およそ2年ぶり。
手掛かり材料に乏しく、小口の売りが優勢となった。午前は反発したが、海外情勢への不透明感が強く、売買を手控える雰囲気が後場にかけて強まった。
市場関係者からは、「特に材料がない中でも値動きの良い銘柄には資金が集まったようだった」との見方が出ていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で553億円、売買高は1億350万株だった。値上がり銘柄数は304、値下がり銘柄数は324となった。
オーディオ機器のオンキヨーは、前日に中国企業と業務提携すると報じられ急伸した反動安。
創薬のラクオリアが下げた。一方、人材派遣関連のジェイテックやエンジャパンはそれぞれ上げた。
個別では、クロスキャット、シダー、ACKグループ、ハウスコム、アズ企画設計など17銘柄が年初来安値を更新。オンキヨー、白鳩、ソーバル、やまみ、フライングガーデンは値下がり率上位に売られた。
一方、ウエアラブル電子機器など向けに低反発FPCの開発を発表した太洋工業がストップ高。山陽百貨店は一時ストップ高と値を飛ばした。夢テクノロジー、日本プリメックス、佐藤食品工業、プロパスト、デュアルタップなど10銘柄は年初来高値を更新。
25日移動平均線を上抜けたことから先高期待が高まったジェイテックや前日の急激な下げに対する反動から買われたジャストプランニング、大村紙業、イメージ情報開発、アイエックス・ナレッジが買われた。
