日経ジャスダック平均は続落、見切り売り

 日経ジャスダック平均株価は30円72銭安の3359円57銭と続落した.
バイオ医療関連銘柄が見切り売りなどに押されて軒並み安となり、新興企業市場の株価指数を押し下げた。
市場では「サンバイオ株は大量の売り注文を残して比例配分で終了しており、明日も同様にサンバイオ株の急落は続きそうで、サンバイオ株が下げ止まるまではバイオ関連銘柄への売りは止まらないのではないか」との指摘が聞かれた。
また、サンバイオの急落で、信用取引を行う個人投資家にとっては追い証が発生しており、追い証を支払うための換金売りが他の新興市場銘柄に出てくる可能性もありそうで、当面、需給悪化懸念は拭えないだろう。一方、決算発表を前に好業績への期待感や個別に好材料を発表した企業など一部の銘柄に投資資金が向かうに留まり、全般は軟調な展開にとどまっていた。
 
ジャスダック市場では売買代金が概算で437億円、売買高は8043万株だった。
値上がり銘柄数は165、値下がり銘柄数は433となった。

 
個別では、日本エマージェンシーアシスタンスがストップ安。ジェイホールディングスは一時ストップ安と急落した。シベール、ハウスコム、フィスコ、プリントネット、エージーピーなど6銘柄は昨年来安値を更新。テセック、北川精機、ラクオリア創薬、カルナバイオサイエンス、スリー・ディー・マトリックスが売られた。
 
一方、チエル、愛光電気がストップ高。ホリイフードサービスは一時ストップ高と値を飛ばした。タカギセイコー、東映アニメーションは昨年来高値を更新。ニッパンレンタル、ディーエムソリューションズ、三東工業社、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、伊豆シャボテンリゾートが買われた。

 

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