日経ジャスダック平均は続落、換金売り

日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比2円50銭安い3879円21銭となった。東証1部の主力銘柄がさえず、新興企業株にも売りが広がった。月内の新規株式公開(IPO)ラッシュを控え、換金売りも出やすかった。
朝方は小幅に上昇する場面もあった。前日まで下げていたため、自律反発を見込んだ買いが入った。トヨタが14日に電気自動車(EV)の世界販売台数を2030年に350万台とする目標を発表したことでEV関連の一角に買いが入り、相場を支えた。
フェローテクやフルヤ金属が下げた。一方、田中化研や高度紙は高い。
ジャスダック市場の売買代金は概算で272億円、売買高は3015万株。値上がり銘柄数は253、値下がり銘柄数は302となった。
 
個別ではANAPがストップ安。アミタホールディングスは一時ストップ安と急落した。ウェッジホールディングス、出前館、JTP、ミューチュアル、レッド・プラネット・ジャパンなど33銘柄は年初来安値を更新。シーズメン、アイフリークモバイル、大村紙業、日本テレホン、GFAが売られた。
 
一方、イー・ロジットが一時ストップ高と値を飛ばした。大本組、イオン九州、クリエアナブキ、市進ホールディングス、ユニバーサル園芸社など6銘柄は年初来高値を更新。プラコー、田中化学研究所、セキュアヴェイル、山王、小田原エンジニアリングが買われた。
 

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