日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比35円73銭安の3436円54銭だった。
年初来安値を更新し、2017年9月以来1年3カ月ぶりの低水準を付けた。
今週はソフトバンク(9434*J)を筆頭に新規株式公開(IPO)が相次ぐ。
新規上場銘柄への投資資金を捻出するため、新興市場の既存主力銘柄に換金売りが出た。今月に入ってからの株式相場全体の下落基調で個人投資家の投資余力が乏しくなっており、押し目買いが入りにくかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で580億円、売買高は8627万株だった。
値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は489となった。
ジャスダック市場にきょう新規上場した投資用マンション企画・開発のグッドライフは午前に公募・売り出し価格(公開価格、1600円)を21.9%上回る1951円で初値を付けた。その後は利益確定売りに押され、終値は初値を11.5%下回る1727円だった。
介護や医療分野に特化した人材派遣や紹介事業を手掛けるツクイSTFも同じくジャスダック市場に新規上場し、午前に公開価格の2630円を53.2%上回る4030円で初値を付けた。終値は4200円と、初値を4.2%上回った
個別では、システムズ・デザイン、ムラキ、プリントネット、エムティジェネックスがストップ安。インターライフホールディングス、三東工業社、高橋カーテンウォール工業、nms ホールディングス、シベールなど123銘柄は年初来安値を更新。タカギセイコー、システム ディ、テリロジー、山王、GFAが売られた。
一方、ジャストプランニングがストップ高。ベルグアース、東京日産コンピュータシステムは一時ストップ高と値を飛ばした。菊池製作所、日本エマージェンシーアシスタンス、サンリンは年初来高値を更新。クリエイト、市進ホールディングス、セグエグループ、GMOペパボ、ネクストウェアが買われた。
