日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比43円30銭(1.19%)安い3596円13銭だった。
東京株式市場全般が軟調な推移となる中で新興市場も売り優勢となった前場ではいったん急落した後に切り返す場面もあったが、後場に米株価指数先物が弱含むと下げ足を速めた。市場心理が悪化すれば個人投資家の逃げ足は速い。
また、ウクライナを巡る地政学リスクの高まりや金融引き締めへの警戒感は根強く、依然として個人投資家心理にネガティブに働いた。
フェローテクやフルヤ金属が下落した。半面、リリカラやセリアは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で537億円、売買高は6545万株だった。値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は417となった。
個別ではシンバイオ製薬、SEMITEC、ズーム、壽屋がストップ安。ルーデン・ホールディングス、シンクレイヤ、クルーズ、北雄ラッキー、佐藤食品工業など37銘柄は昨年来安値を更新。santec、コンバム、ディ・アイ・システム、セイファート、ネオマーケティングが売られた。
一方、アルマードがストップ高。大日光・エンジニアリングは一時ストップ高と値を飛ばした。三東工業社、スーパーバリュー、ウルトラファブリックス・ホールディングス、栄電子、リリカラは昨年来高値を更新。イー・ロジット、大阪油化工業、ユニバーサル園芸社、光・彩、アサカ理研が買われた。
