日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比20円30銭安い3423円66銭だった。朝方に買いが強まったが、利益確定売りに押され、前場中盤以降に値を消す銘柄が多かった、医薬・バイオやゲーム株を中心に売られた。
日経平均株価が取引終了にかけて下げに転じるなど売りが優勢となるにつれ、指数寄与度の高い時価総額上位銘柄中心に利益確定売りが先行したことも個人投資家の心理が悪化した。
市場では、「4月に新規株式公開(IPO)する会社がまだあり、IPO銘柄への投資資金を確保したいとの思惑もある」とみていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で457億円、売買高は9227万株。
値上がり銘柄数は221、値下がり銘柄数は392となった。
個別では、太洋基礎工業、地域新聞社、滝沢ハム、クリエイト、大木ヘルスケアホールディングスなど11銘柄が年初来安値を更新。サカイホールディングス、夢の街創造委員会、マリオン、五洋インテックス、ディーエムソリューションズは値下がり率上位に売られた。
一方、レイ、メディシノバ・インクがストップ高。アエリアは一時ストップ高と値を飛ばした。三東工業社、幼児活動研究会、木徳神糧、グッドライフカンパニー、フィスコなど15銘柄は年初来高値を更新。文教堂グループホールディングス、リーダー電子、日邦産業、カンセキ、ネクスグループが買われた。
