日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比10円04銭安の3927円19銭。目立った買い材料に乏しく、新興企業株への資金流入が細った。利益確定売りに押され、下げの展開だった。
市場では「6月後半に上場するメルカリなど新規株式公開(IPO)株を買うための資金を確保する目的の売りも出ているようだ」との声もあった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で369億円、売買高は7189万株。値上がり銘柄数は217、値下がり銘柄数は376となった。
個別では、ヒップ、日本サード・パーティ、カネ美食品、YKT、エスエルディーなど33銘柄が年初来安値を更新。やまねメディカル、岡藤ホールディングス、システムズ・デザイン、ケイブ、日本テレホンが売られた。
一方、歯愛メディカルがストップ高。クラスターテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。Shinwa Wise Holdings、エフティグループ、ZOA、クリエアナブキ、メイコーなど7銘柄は年初来高値を更新。スマートバリュー、綜研化学、クロスキャット、ソフトフロントホールディングス、KeyHolderが買われた。
