日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比13円88銭安の3345円51銭だった。
日経ジャスダック平均は今年に入って上昇基調が続いていた反動で、短期的な過熱感を意識した利益確定売りが優勢となった。下値では押し目買いが入り、下げ幅は小幅にとどまった。個別に材料が出た銘柄に個人投資家の資金が向かった。
市場関係者は、個人投資家の注文とみられる小口の売りに押される銘柄が多かった。売りを急ぐ雰囲気はなかったが、買いの手掛かりとなる材料が乏しいために買いは少なく、「株価が下がりやすかった」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で363億円と約1週間ぶりの低水準だった。売買高は7293万株だった。
値上がり銘柄数は246、値下がり銘柄数は364となった。
個別では、第一建設工業、日本アンテナ、星医療酸器が昨年来安値を更新。システムズ・デザイン、リリカラ、壽屋、イメージ情報開発、夢の街創造委員会が売られた。
一方、ユークス、タツミがストップ高。日本エマージェンシーアシスタンスは昨年来高値を更新。日本精密、極東産機、やまねメディカル、ザインエレクトロニクス、HAPiNSが買われた。
