日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前週末比10円95銭安い3891円12銭だった。主力大型株で構成する日経平均株価が膠着感を強める中、値動きの軽い直近上場銘柄に投資資金が集中。指数を構成する既上場銘柄の買いは見送られ、相場の重荷となった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で979億円、売買高は1億4110万株だった。
値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は458となった。
個別では、ホーブ、ドーン、ソフトフロントホールディングス、ウェッジホールディングス、イーサポートリンクなど20銘柄が年初来安値を更新。カンセキ、パウダーテック、前田製作所、ピクセルカンパニーズ、ハウスコムが売られた。
一方、幸和製作所、日本ユピカがストップ高。ヴィスコ・テクノロジーズは一時ストップ高と値を飛ばした。太洋基礎工業、神田通信機、UTグループ、木徳神糧、大戸屋ホールディングスなど31銘柄は年初来高値を更新。
トレードワークス、ミズホメディー、日本電計、カーメイト、ジェクシードが買われた。
25日にジャスダック市場に上場したABホテルは、公募・売り出し価格(公開価格、1500円)の約2.0倍にあたる3060円で初値を付けた。その後はストップ高水準となる3760円まで上昇して取引を終え、終値は初値を700円(22.9%)上回った。同時に上場した名証2部では売買が成立せず、3450円の買い気配で終えた。
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