日経ジャスダック平均株価は続落した。
前引けは前週末比20円42銭安の3451円85銭だった。前週末の米株式相場の下落を受けて個人投資家の心理が悪化した。
新規株式公開(IPO)の集中期を迎える中で既上場の主力株に個人投資家の換金売りが出やすくなっていることも相場の重荷だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で353億円、売買高は5194万株。
午前の日経平均株価は上昇したが、東証1部では値下がり銘柄数が全体の約6割を占めた。値上がり銘柄数は173、値下がり銘柄数は442となった。
個別では、ムラキ、エムティジェネックスが一時ストップ安と急落した。三東工業社、高橋カーテンウォール工業、nms ホールディングス、シベール、東北新社など100銘柄は年初来安値を更新。イメージ情報開発、タカギセイコー、テリロジー、山王、日本サード・パーティが売られた。
一方、ベルグアース、東京日産コンピュータシステム、ジャストプランニングが一時ストップ高と値を飛ばした。菊池製作所、日本エマージェンシーアシスタンス、サンリンは年初来高値を更新。ワイエスフード、GMOペパボ、セグエグループ、ソフィアホールディングス、テノックスが買われた。
この日ジャスダック市場に新規上場したツクイSTFは公募・売り出し価格(公開価格、2630円)を53.2%上回る4030円で初値を付けた。午前の終値は4130円と初値を上回った。
同じく新規上場のグッドライフの初値は公開価格(1600円)を21.9%上回る1951円だった。午前の終値は1713円となった。
