日経ジャスダック平均株価は大幅に続落した。前引けは前週末比188円80銭安い3123円46銭となった。2018年12月以来、およそ1年3カ月ぶりの水準に沈んだ。
東証1部の主力株が全面安の展開となり、新興市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まり幅広い銘柄に売りが優勢になった。主力のワークマンやハーモニック、マクドナルドなどが下落した。市場では「新型肺炎の感染拡大による世界景気の悪化懸念が拭えないだけに、欧米で収束の兆しが見えなければ、連鎖安を断ち切ることは難しい」との見方がされている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で358億円、売買高は8942万株。値上がり銘柄数は14、値下がり銘柄数は656となった。
個別では、地域新聞社、ナガオカ、太洋工業、ホロンがストップ安。fonfun、テリロジー、東洋合成工業は一時ストップ安と急落した。ホーブ、ルーデン・ホールディングス、安江工務店、美樹工業、ミサワホーム中国など283銘柄は昨年来安値を更新。倉元製作所、高見沢サイバネティックス、ピクセルカンパニーズ、石垣食品、OSGコーポレーションが売られた。
一方、ダイヤ通商、第一商品が昨年来高値を更新。フジトミ、岡藤ホールディングス、ケア21、豊商事、ジェーソンが買われた。
