日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前週末比44銭安い3982円95銭だった。
時価総額の大きい外食のマクドナルドが上昇幅を拡大したほかエンジャパンが上げに転じ、日経ジャスダック平均は上昇に転じる場面もあった。産業用小型プリンターのプリメックスが大幅高。セルフレジ普及が追い風との見方から個人投資家の買いが集まった。
ただ、10日以降の新規株式公開(IPO)をにらみ、既上場銘柄を売却し新規上場銘柄への投資に備える動きが優勢となった。半導体製造装置部品のフェローテクや100円ショップのセリアが下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で649億円、売買高は8927万株だった。値上がり銘柄数は338、値下がり銘柄数は298となった。
個別では、幸和製作所がストップ安。ナビタスは一時ストップ安と急落した。日本電技、神田通信機、nms ホールディングス、ヒビノ、エフティグループなど30銘柄は年初来安値を更新。山陽百貨店、トスネット、レイ、富士ソフトサービスビューロ、イメージ ワンが売られた。
一方、サムシングホールディングスがストップ高。大和コンピューターは一時ストップ高と値を飛ばした。やまねメディカル、夢テクノロジー、日本マクドナルドホールディングス、日本プリメックス、イデアインターナショナルなど24銘柄は年初来高値を更新。クレオ、アンドール、トレイダーズホールディングス、フライングガーデン、ヒップが買われた。
