日経ジャスダック平均は続伸、見直し買い

日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比17円36銭高い2827円26銭と高値引けした。

時間外取引で米ダウ先物が急伸したことで新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化懸念がいったん和らぎ、押し目買いや買い戻しが入った。
東証1部の主力銘柄で構成する日経平均株価が上昇し、ジャスダック市場でも運用リスクを回避する動きが和らいだ。足元まで大きく下げていた銘柄に見直し買いが入って指数を支えた。日経平均の下落などを受けて前日終値を下回る場面もあり、日中を通じて不安定な推移が続いた。
ジャスダックでは主力株を拾う動きが目立ちワークマンやハーモニック、マクドナルドが上昇した。前日に中国企業とのライセンス契約や一時金の受領を発表したカルナバイオストップ高で取引を終えた。
 
新型コロナ問題による景気や企業業績悪化への懸念は根強く、「相場が底打ちしたか確証は持てない」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で541億円、売買高は1億1676万株。
値上がり銘柄数は423、値下がり銘柄数は232となった。
 
17日にジャスダック市場に新規上場したミアヘルサは1498円で取引を終えた。同日に付けた初値(1748円)を250円(14.3%)下回った。
 
個別ではシステム ディ、カルナバイオサイエンスがストップ高。メディアリンクス、リプロセル、サンユー建設、チヨダウーテ、グッドライフカンパニーは値上がり率上位に買われた。
 
一方、エイジス、インヴァスト証券が一時ストップ安と急落した。ホーブ、美樹工業、ミサワホーム中国、太洋基礎工業、常磐開発など193銘柄は昨年来安値を更新。ホテル、ニューグランド、西川計測、アルファクス・フード・システム、トシン・グループ、日本銀行が売られた。
 

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