日経ジャスダック平均は続伸、景気敏感株の一部にも買い

日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比13円30銭高い3687円61銭だった。英国で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まり、経済活動が早期に正常化に向かうとの期待から投資家心理が上向いた。また、米国市場が上昇したことや、寄り付き前に発表された機械受注が好調な数字であったことが好感され、ジャスダック平均は続伸してスタートした。寄り付き後も機械株を中心に買われジャスダック平均は徐々に上げ幅を拡大し、終日、堅調な推移となり、ジャスダック平均は本日の高値付近で取引を終了した。 
10月の機械受注統計の好結果を受けて事業環境が改善するとの期待から、精密減速機を手掛けるハーモニックなどの新興市場の景気敏感株の一部にも買いが入った。
 
高品質の薄膜製造システムを扱う米社を買収すると発表したフェローテクが買われた。政府が東南アジアへスマートシティーに関するサービスを売り込むと伝わり、ジョルダンには思惑買いが入った。半面、ワークマンやBBタワー、NFKHDは下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で684億円、売買高は1億4020万株だった。
値上がり銘柄数は304、値下がり銘柄数は324となった。
 
個別では、アサカ理研、極東産機、不二精機、放電精密加工研究所がストップ高。ジョルダン、フジプレアムは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーダット、ニッポン高度紙工業、田中化学研究所、東洋合成工業、綜研化学など12銘柄は年初来高値を更新。イメージ ワン、協立電機、八千代工業、大日光・エンジニアリング、アースインフィニティが買われた。
 
一方、燦キャピタルマネージメント、タウンニュース社、まぐまぐ、Speee、日本銀行など6銘柄が年初来安値を更新。ジオコード、テラ、HAPiNS、IMV、五洋インテックスが売られた。

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