日経ジャスダック平均は続伸、堅調な週末相場高

日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比6円04銭高い3990円31銭だった。新興市場も買い先行の堅調な週末相場となった。ハイテク株高となった米株市場を受け、ジャスダック平均は朝方もみ合った後にプラス圏に浮上した。その後もじりじりと上げ幅を拡げたが、他指数と比較すると上げ幅は限定的だった。米ハイテク株高の流れが追い風となったほか、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直しの発表やオプション11月物の特別清算指数(SQ)算出といったイベントを通過したこともあり、東証1部の値がさ株や直近好決算の主力株などに物色の目線が向き、ジャスダック市場はやや物色の対象から外れていた。
フェローテクやアンビスHDが上昇した。半面、ハーモニックやウエストHDは下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で657億円と約2カ月ぶりの高水準だった。売買高は6043万株だった。値上がり銘柄数は356、値下がり銘柄数は252となった。
 
個別では、ファブリカコミュニケーションズ、シンバイオ製薬、シライ電子工業がストップ高。デルソーレ、アンビスホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。湖池屋、WDI、光ビジネスフォーム、シダックス、テクノクオーツなど12銘柄は年初来高値を更新。和井田製作所、平賀、リバーエレテック、ウィザス、ホロンが買われた。
 
一方、ETSホールディングス、クルーズ、Shinwa Wise Holdings、プラップジャパン、オーケー食品工業など33銘柄が年初来安値を更新。大阪油化工業、SEMITEC、NFCホールディングス、アピリッツ、ハーモニック・ドライブ・システムズが売られた。

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