日経ジャスダック平均は小幅続伸した。前日比1円58銭高の3462円57銭だった。
米中貿易交渉の進展期待や米主要企業が相次いで市場予想を上回る決算を発表したことが好感され、日経平均と共にジャスダック平均も買いが先行した。
また、米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が発表した7-9月期の決算見通しが市場予想を上回ったことから、ジャスダック市場の半導体関連株にも買いが波及した。
一方で、昨日に引き続き東京株式市場の値動きが東証1部の大型株であったため、新興市場全体としては次第に上値の重い展開に終わった。売買代金も大きく膨らまなかった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で304億円、売買高は7660万株だった。
値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は293となった。
個別では、TIの決算内容を受けたこともあり、半導体製造装置向けのスイッチング電源に強みを持つ栄電子や同じ半導体関連株としてイメージ情報開発、タツミ、がストップ高となった。日本電技、オーテック、コスモ・バイオ、チエル、チヨダウーテなど15銘柄は年初来高値を更新した。アビックス、野村マイクロ・サイエンス、アテクト、日本ユピカ、エフアンドエムが買われた。
一方、コモ、ブロードバンドタワー、シダックス、日本エマージェンシーアシスタンスが年初来安値を更新した。INEST、サンオータス、ソフィアホールディングス、ワイエスフード、愛光電気が売られた。
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