日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比18円3銭高い3362円68銭となった。
米利下げ期待の高まりを背景に米国株が大幅に続伸し、日経平均も2万1000円の大台を回復するなどリスク選好ムードが高まったため、個人投資家のマインドも改善し、買いが波及した。 不法移民問題を理由とするメキシコへの関税発動の無期限延期が決まったことで、市場の懸念材料の1つが払しょくされたため、市場では「買い安心感につながった」との声も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で291億円、売買高は5504万株。売買代金は今年最低だった前週末(299億円)を下回り、2016年11月以来およそ2年7カ月ぶりの低水準となった。
値上がり銘柄数は418、値下がり銘柄数は178となった。
個別では、自社株買いを実施で大木ヘルスケアホールディングス、5日線を上抜けたNo.1、中国企業と業務提携すると発表したジェイ・エスコムホールディングス、業績予想を上方修正したシステム ディ、5G関連として注目された日本テレホンなど6銘柄がストップ高となった。
アエリア、ULSグループ、SYSホールディングス、イボキン、ダイケンなど10銘柄は年初来高値を更新した。理研グリーン、シンクレイヤ、リーダー電子、ユークス、GMOペパボが買われた。
一方、買取王国、シダックス、リーガルコーポレーション、アイ・テックが年初来安値を更新した。夢の街創造委員会、AKIBAホールディングス、アサカ理研、マリオン、セプテーニ・ホールディングスが売られた。
