日経ジャスダック平均は3日続伸した。前日比2円35銭高い3298円97銭だった。
東証1部の売買代金が低迷しており大型株の値動きが鈍っている中で、個人投資家を中心に値動きの軽い新興市場へ買いが向かった。
好調な月次売上高を発表したワークマンなど好材料を発表した銘柄や、ハーモニックなど時価総額上位銘柄の買いがやや優勢だったが、指数を押し上げるほどの勢いはなかった。
ジャスダック平均の値幅は終日で7円程度と小幅にとどまるなど、米中両国の貿易摩擦などを背景に世界経済の先行き不透明感が意識されるなか、米国の重要な経済指標の発表を控えていることもあり、様子見ムードが続いている。
ジャスダック市場の売買代金は概算で280億円、売買高は5011万株だった。
値上がり銘柄数は314、値下がり銘柄数は263となった。
個別では、ニックスがストップ高となった。ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、アスコット、ワークマン、コスモスイニシアなど5銘柄は年初来高値を更新した。文教堂グループホールディングス、中央化学、五洋インテックス、LCホールディングス、ソレキアが買われた。
一方、ルーデン・ホールディングス、平安レイサービス、ブロッコリー、アプライド、ホリイフードサービスなど23銘柄が年初来安値を更新した。セルシード、協和日成、ディ・アイ・システム、ありがとうサービス、日本一ソフトウェアが売られた。
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