日経ジャスダック平均は反落、追い証回避目的の売り

日経ジャスダック平均株価は反落し、午前の終値は同71円56銭安の3656円91銭だった。
前日の欧米株市場が大きく売られており、3連休明けの東京市場でもこの世界株安の流れが直撃する格好となった。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、株式相場全体で運用リスクを避ける動きが広がっている。新興市場でもワークマンなどの主力銘柄をはじめ幅広く売りが出た。一部の個人投資家が追い証回避目的の売りに動いたことも重荷となった。
日経ジャスダック平均は朝方に一時3%近く下げる場面があったが、その後は下げ渋った。市場では「顧客の信用評価損益率(買い方)は追い証が多発するマイナス20%までには余裕がある」として、下値では押し目買いも入っているとの指摘があった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で443億円と前週末21日の日通しの売買代金(438億円)を上回った。売買高は9012万株。値上がり銘柄数は44、値下がり銘柄数は625となった。
 
個別では、ルーデン・ホールディングス、アジアゲートホールディングス、高橋カーテンウォール工業、セーラー広告、地域新聞社など75銘柄が昨年来安値を更新。メディシノバ・インク、コーユーレンティア、SIホールディングス、共同ピーアール、愛光電気が売られた。
 
 一方、ソフトフロントホールディングス、星医療酸器がストップ高。フジトミ、第一商品は一時ストップ高と値を飛ばした。大森屋、グッドライフカンパニー、ザインエレクトロニクス、国際計測器など8銘柄は昨年来高値を更新。ニューテック、ソレキア、リプロセル、小倉クラッチ、札幌臨床検査センターが買われた。

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