日経ジャスダック平均株価は大幅反落した。終値は前週末比87円92銭安い3640円55銭となった。2019年11月26日以来およそ3カ月ぶりの安値水準。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な株安を背景に、市場心理が悪化した。
運用リスクを避ける動きが広がり、新興市場でもワークマンやマクドナルドといった主力株をはじめとした幅広い銘柄に対して個人投資家などが換金売りを出した。半面、開発中の再生医療製品の臨床試験(治験)開始が好感されたリプロセルは商いを伴って上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で741億円、売買高は1億4632万株。
値上がり銘柄数は56、値下がり銘柄数は627となった。
個別では、ルーデン・ホールディングス、アジアゲートホールディングス、高橋カーテンウォール工業、セーラー広告、地域新聞社など77銘柄が昨年来安値を更新。イワブチ、コーユーレンティア、GFA、メディシノバ・インク、クラスターテクノロジーが売られた。
一方、星医療酸器がストップ高。ソフトフロントホールディングス、リプロセル、フジトミ、第一商品は一時ストップ高と値を飛ばした。大森屋、グッドライフカンパニー、ザインエレクトロニクス、国際計測器など8銘柄は昨年来高値を更新。ニューテック、ソレキア、豊商事、サカイホールディングス、ストライダーズが買われた。
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