日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比21円70銭安い3646円72銭だった。東証1部では、1月の米雇用統計が強い内容となり米金利が上昇したことを背景にハイテク株が軟調で、ジャスダック指数も「相場全体のグロース売りの雰囲気に押された」という。ジャスダック平均は小幅高スタート。ハイテク・グロース(成長)売りが先行して日経平均株価が朝方に大きく下落するとジャスダック平均も連れ安に、その後もじりじりと下げ幅を拡げた。前引けにかけて下げ渋り、後場で下げ幅を縮小する動きが見られたが、買いは広がらずに戻りは限定的となった。1月雇用統計の予想外に強い結果を受けて米長期金利が上昇したことで投資家心理が悪化し、売り優勢の展開となった。
佐渡汽はみちのりHDの傘下に入るとともに上場廃止が見込まれており、換金売りに押されて制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。東洋合成も下落した。半面、セイファートやセリアは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で496億円、売買高は5209万株だった。値上がり銘柄数は293、値下がり銘柄数は298となった。
個別では、佐渡汽船がストップ安。テラ、グッドライフカンパニー、山王、SYSホールディングス、アイ・ピー・エスなど16銘柄は昨年来安値を更新。NKKスイッチズ、東洋合成工業、リーダー電子、オリコン、ビーマップが売られた。
一方、ツクイスタッフ、八千代工業がストップ高。セイファートは昨年来高値を更新。コスモスイニシア、白鳩、日本コンピュータ・ダイナミクス、ヤマウホールディングス、ナガオカが買われた。
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