日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比20円23銭(0.51%)安い3977円27銭だった。国内で新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が高まり、売りが優勢だった。
シンバイオ薬、フェローテックが売られた。一方、INESTは大幅高で、3Dマトリックスはしっかり。ハーモニック、マクドナルドも上昇した。
マザーズ、ジャスダック両市場ともに値下がり銘柄数が値上がりの数を上回ったが、売買代金上位では直近上昇銘柄や低位株を中心に大幅高となっているものが散見された。「信用評価の損益率はマイナス1桁台半ば」で個人投資家の運用成績は今のところ比較的良好とみられ、全体には利食いに押される中でも値動きの軽いものに付く動きは活発だった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で554億円。売買高は1億7435万株と、4月14日(3億5661万株)以来およそ2カ月半ぶりの高水準だった。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は386となった。
個別では、出前館、日本マクドナルドホールディングス、MITホールディングス、新東、オンキヨーホームエンターテイメントなど8銘柄が年初来安値を更新。ラクオリア創薬、テクノアルファ、プリントネット、シキノハイテック、三ツ知が売られた。
一方、アイビー化粧品がストップ高。INESTは一時ストップ高と値を飛ばした。シイエム・シイ、ソーバル、光ビジネスフォーム、大阪油化工業、グローバルインフォメーションなど15銘柄は年初来高値を更新。山大、靜甲、デイトナ、豊トラスティ証券、アオキスーパーが買われた。
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