日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比6円06銭安い3390円90銭だった。
前日のNYダウ工業株30種平均が過去最大の上げ幅を記録したことで、買い戻し優勢で始まった。しかし、「買った銘柄の値動きが悪いため、投げ売りする個人投資家が増えた」といい、値を消す銘柄が相次いだ。
好調な月次売上高を発表したワークマンなど時価総額が大きい銘柄を中心に買われたものの、東証1部の主力株が下げに転じると、リスク回避姿勢が後退し、安値引けとなった。
新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて不透明な投資環境が続くとの見方は根強い。個人投資家の間では「一日信用取引が増えている」との声があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で590億円、売買高は1億4644万株だった。
値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は396となった。
個別では、Nutsが一時ストップ安と急落した。サンユー建設、協和日成、プラップジャパン、ヒビノ、出前館など15銘柄は昨年来安値を更新。ジョルダン、ディ・アイ・システム、ナガオカ、セレスポ、光・彩が売られた。
一方、ストリームメディアコーポレーション、エッチ・ケー・エスが一時ストップ高と値を飛ばした。ヨンキュウは昨年来高値を更新。昴、マツモト、コーユーレンティア、旭化学工業、暁飯島工業が買われた。
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