日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比1円67銭安い3749円80銭となった。
円高で買いが細り、クリスマス休暇入りする海外投資家が増えるなか、買い手控え気分も強まっている。指数が年初来高値圏で推移しており、利益確定売りがやや優勢だった。
「個人投資家の資金が、上場して日の浅い新規株式公開(IPO)銘柄に向かっている。指数算出対象である既存銘柄への資金流入を細らせる面もある」との声もあった。
東芝の車谷暢昭会長が、傘下のニューフレアにHOYAが買収提案している問題について「提案に応じない」と述べたと伝わったことがきっかけでニューフレアが大幅安。
ジャスダック市場の売買代金は概算で341億円、売買高は5070万株。値上がり銘柄数は278、値下がり銘柄数は314となった。
個別では、ストリームメディアコーポレーション、ニューフレアテクノロジー、大谷工業、太洋基礎工業、ホーブが売られた。
一方、日本ロジテムがストップ高。ウエストホールディングス、ETSホールディングス、細田工務店、グッドライフカンパニー、ユニリタなど16銘柄は年初来高値を更新。日本テレホン、クリップコーポレーション、岡本硝子、ホロン、東洋合成工業が買われた。
目次
