日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前日比22円61銭安い3961円21銭だった。
決算発表の内容を眺めた売り買いが交錯する中で、利益確定の売りが優勢となり、新興企業市場は弱含んだ。新興銘柄は一般に担当アナリストが少なく、投資情報が限られている。「決算についても株価に織り込まれるまでに時間がかかる」面がある。
好決算銘柄への物色買いが入る一方で、多くの個人投資家の関心は東証1部のマネックスグループや任天堂などに向いていたようだ。
市場関係者によると「新興市場でも一部の銘柄は買われたが、利益確定の売りが膨らんだ」ことから値を下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で774億円、売買高は1億1988万株だった。
値上がり銘柄数は244、値下がり銘柄数は408となった。
個別では、フィスコがストップ安。ヒップ、パレモ・ホールディングス、大阪油化工業、タカギセイコー、アズジェントなど15銘柄は年初来安値を更新。アール・エス・シー、日本コンピュータ・ダイナミクス、日本ラッド、Mipox、テリロジーが売られた。
一方、セキュアヴェイルがストップ高。サムシングホールディングス、やまねメディカル、キャピタル・アセット・プランニングは一時ストップ高と値を飛ばした。オーテック、三信建設工業、シベール、翻訳センター、エフティグループなど25銘柄は年初来高値を更新。ハイパー、JALCOホールディングス、共同ピーアール、グリムス、アイビー化粧品が買われた。
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