日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比51円68銭(1.35%)安い3779円52銭だった。
軟調な展開となった。前週末の米国株高を受けて日経ジャスダック平均も上昇して寄り付いたが、寄り付き直後を高値に間もなくマイナスに転じると、その後は下げ幅を拡げる展開となった。後場には一時下げ渋る場面が見られたが、引けにかけて再び下げ幅を拡大して取引を終えた。前週の相場の急落により個人投資家の損益は相当に悪化しているようで、直近の決算内容に関わらず、全般売りが優勢だった。
22年3月期の連結純利益が市場予想に届かなかったハーモニックが下落した。シンバイオやマクドナルドが売られた。半面、フェローテクやアンビスHD、メイコーは上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で627億円、売買高は1億1424万株だった。
値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は445となった。
個別では、AKIBAホールディングス、ジオマテックがストップ安。グラフィコは一時ストップ安と急落した。田中建設工業、日本電技、イナリサーチ、アミタホールディングス、岩塚製菓など74銘柄は年初来安値を更新。パピレス、シダー、山大、nms ホールディングス、ディーエムソリューションズが売られた。
一方、ファブリカコミュニケーションズがストップ高。グッドライフカンパニーは一時ストップ高と値を飛ばした。東京日産コンピュータシステム、フジコー、日本エス・エイチ・エル、山田債権回収管理総合事務所、イハラサイエンスなど14銘柄は年初来高値を更新。イボキン、ULSグループ、平山ホールディングス、ワットマン、不二ラテックスが買われた。
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