日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。終値は前日比2円42銭安い3081円39銭だった。
前日の米国株の急激な伸び悩みや日経平均の反落を映して、朝方は売りが先行して始まったものの、バイオ関連株の一角が値を上げたことなどから、全般は小幅な値動きにとどまった。日本株市場が全般に軟調に推移するなか、新興市場の主力銘柄には売りも目立った。一方、バイオ関連や一部の好材料が出た銘柄には個人投資家の買いが集中した。
米ギリアドの治験失敗を受けて、免疫生物研究所、テラなど競合となるバイオ関連株が堅調に推移したほか、業績予想を上方修正した銘柄など個別に材料のある銘柄には値幅取りの動きが強まり、全般は狭いレンジ内の動きにとどまった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で293億円、売買高は7411万株だった。
値上がり銘柄数は284、値下がり銘柄数は333となった。
個別では、元旦ビューティ工業、妙徳、清和中央ホールディングス、ヨンキュウが年初来安値を更新。大井電気、アクセスグループ・ホールディングス、ザインエレクトロニクス、CSSホールディングス、プロルート丸光が売られた。
一方、エイアンドティーがストップ高。秋川牧園、ウエストホールディングス、セリア、ジェーシー・コムサ、ジェーソンなど6銘柄は年初来高値を更新。オートウェーブ、かわでん、ケイティケイ、岡本硝子、ミューチュアルが買われた。
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