日経ジャスダック平均株価は反発した。午前終値は前日比7円72銭高い3819円83銭となった。独自の技術力で評判が高い銘柄が買われた。
量子コンピュータ向け装置製造のNF回路や半導体接合材料を増産する前田製作が上昇した。大阪油化が下落するなど、直近IPO(新規株式公開)銘柄の一部には利益確定売りや換金売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で499億円、売買高は5767万株。
値上がり銘柄数は362、値下がり銘柄数は252となった。
個別ではケアサービス、フジタコーポレーションがストップ高。ナ・デックスは一時ストップ高と値を飛ばした。シンクレイヤ、ネットマーケが上昇した。半面、大阪油化工業が一時ストップ安と急落した。時価総額の大きいマクドナルドやエンジャパンが下落した。
28日にジャスダック市場に上場した幸和製は、上場2日目にあたる29日に公開価格(3520円)の2.3倍にあたる7980円で初値を付けた。一時初値から670円高の8650円まで上昇したが、その後は下落して初値付近で推移した。午前の終値は8100円だった。
同じく上場2日目のポエックは買い気配のまま午前の取引を終えた。前引け時点の気配値は公開価格(750円)の3.9倍の2943円だった。
きょう上場したTワークスは買い気配のまま取引を終えた。前引け時点の気配値は公開価格(2200円)の1.7倍の3740円だった。
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