日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比11円17銭高い3460円99銭だった。終値は4月17日以来、約3カ月ぶりの水準に上昇した。
半導体大手のマイクロン・テクノロジーが大幅上昇となるなか、日本の半導体製造株への支援材料となった。また、円安を好感した買いがやや優勢だった。この日の高値近辺で取引を終えたが、商いは低調だった。投資家の資金がハイテク株に向かう一方、直近で底堅く推移していたバイオ関連や内需株の一角には利益確定売りが出た。
ジャスダック市場の売買代金は概算で262億円、売買高は5153万株だった。
値上がり銘柄数は376、値下がり銘柄数は217となった。
個別では、栄電子、サンオータスがストップ高となった。オーテック、ロングライフホールディング、水道機工、川重冷熱工業、KVKなど11銘柄は年初来高値を更新した。明豊エンタープライズ、ワイエスフード、ブロッコリー、ホロン、テセックが買われた。
一方、テラ、ヒューマンホールディングス、日本エマージェンシーアシスタンス、タカチホ、札幌臨床検査センターが年初来安値を更新した。プラザクリエイト本社、エフアンドエム、多摩川ホールディングス、セキチュー、応用技術が売られた。
