日経ジャスダック平均は反発、積極的な売り買いは見送られる

日経ジャスダック平均株価は小反発した。終値は前日比4円56銭高の3721円94銭となった。中国との貿易摩擦やサウジアラビアの記者殺害問題をめぐる米国の動向が警戒される中、積極的な売り買いは見送られた。日経平均株価が午後に上げ幅を広げたことで、午前は東証1部にとどまっていた投資資金の一部が新興企業株にも還流した。
外部環境には不透明感が残り、この日はマイナス圏での値動きが長く続いたが、小幅ながらもプラス圏に浮上して取引が終了。
市場関係者からは、「個別のニュースや材料が出た特定の個別銘柄には売り買いが集まった」との声が出ていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で614億円。売買高は1億7903万株と11日以来の多さだった。値上がり銘柄数は316、値下がり銘柄数は300となった。
 
個別では、抗がん剤の自社販売体制を構築する準備を始めたと発表したシンバイオ製薬がストップ高。ウエストホールディングス、地域新聞社、ブロッコリー、三ツ知、メイコーなど7銘柄は年初来高値を更新。アズ企画設計、アルファクス・フード・システム、ODKソリューションズ、Nuts、IGポートが買われた。
 
一方、愛光電気が一時ストップ安と急落した。インターライフホールディングス、美樹工業、エプコ、東北新社、平安レイサービスなど34銘柄は年初来安値を更新。ベクター、ポエック、シーズメン、燦キャピタルマネージメント、ソフトフロントホールディングスが売られた。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次