日経ジャスダック平均は反発、既存銘柄に換金売り

日経ジャスダック平均株価は小幅に反発した。終値は前日比3円15銭高い3884円86銭だった。ジャスダック市場はまちまちな展開となった。
東証1部の主力銘柄が底堅く推移し、投資家心理がやや改善。新興企業株にも買いが向かった。前日まで下げ局面が続いたため、自律反発を狙った買いも入りやすかった。
下げに転じる場面も目立った。月内の新規株式公開(IPO)ラッシュを控え、既存銘柄に換金売りが出た。
トヨタが前日に電気自動車(EV)の世界販売台数を2030年に350万台とする目標を発表し、EV関連の田中化研や高度紙が買われた。一方、主力のウエストHDやマクドナルドは下げた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で447億円、売買高は4886万株だった。値上がり銘柄数は298、値下がり銘柄数は291となった。
 
個別では、ジオマテックがストップ高。セキュアヴェイル、イー・ロジットは一時ストップ高と値を飛ばした。大本組、イオン九州、クリエアナブキ、市進ホールディングス、ユニバーサル園芸社など6銘柄は年初来高値を更新。グローム・ホールディングス、田中化学研究所、山王、小田原エンジニアリング、レーサムは値上がり率上位に買われた。
 
一方、アミタホールディングス、ANAPがストップ安。ルーデン・ホールディングス、ETSホールディングス、ウェッジホールディングス、プラップジャパン、出前館など42銘柄は年初来安値を更新。シーズメン、川崎地質、アイフリークモバイル、GFA、オービスが売られた。
 

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