日経ジャスダック平均は反発、押し目買い

日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比10円03銭高い3777円75銭となった。新型肺炎の感染拡大を受けた国内主力株や海外株の調整に対する懸念から朝方は下落に転じる場面があったが、日経平均株価や中国・上海株の持ち直しを受けて水準を切り上げた。新型肺炎の感染拡大に対する警戒感はくすぶるものの、目先値ごろ感からの押し目買いが入り全体相場を支えた。
足元までの相場調整で投資余力が低下している個人投資家も多いとみられ、上値追いの勢いは限られた。大日光や医学生物、多摩川HDが上昇した。半面、ワークマンやカイノスは下落した。新型肺炎関連との思惑から一時制限値幅の上限まで上昇した免疫生物研も下落に転じて午前の取引を終えた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で350億円と前日の同時点(494億円)を下回った。売買高は6776万株。
値上がり銘柄数は408、値下がり銘柄数は180となった。
 
個別では、イナリサーチ、ケアサービス、アマガサがストップ高。免疫生物研究所、大日光・エンジニアリングは一時ストップ高と値を飛ばした。エムケイシステム、ブロードメディア、妙徳、新日本建物、ストライダーズなど7銘柄は昨年来高値を更新。エージーピー、東洋合成工業、ソーバル、オーテック、ウルトラファブリックス・ホールディングスが買われた。
 
一方、カイノスが一時ストップ安と急落した。テーオーホールディングスは昨年来安値を更新。オリコン、MICS化学、リプロセル、日本アンテナ、大木ヘルスケアホールディングスが売られた。

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