日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比17円51銭高い3526円92銭だった。
前日の米ハイテク株の上昇を映して買い先行で始まった。ただ、来週の20カ国(G20)首脳会議時に行われる予定の米中首脳会談を控え、米中貿易摩擦問題の動向を警戒し、内需・ディフェンシブ関連を中心に買われた。
また、中国・上海株式相場が軟調となり中国経済への警戒感が意識されるなか、時価総額が大きい内需株を中心にも買いが入った。午後に入り、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測を受けて日経平均が堅調に推移したことも投資家心理の改善に寄与した。
一方、日米ともに連休を控えており、持ち高調整の売りも散見されており、上値の重い展開となっていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で475億円、売買高は7919万株だった。
値上がり銘柄数は411、値下がり銘柄数は210となった。
個別では、子会社が中国のアリババグループ企業と業務提携したフォーサイド、米国企業との提携を発表した日本ラッドやKYCOMホールディングスがストップ高。イメージ ワン、久世、ムラキなど4銘柄は年初来高値を更新した。
メイコー、アテクト、ソフトフロントホールディングス、共同ピーアール、やまねメディカルが買われた。
半面、協和日成、ゲンダイエージェンシー、ベクター、フェスタリアホールディングス、スーパーバリューなど17銘柄が年初来安値を更新した。
テリロジーやハーモニック、国際チャート、HAPiNS、ぱど、マリオンが売られた。
