日経ジャスダック平均は反発、好決算銘柄が高い

日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前週末比38円74銭高い3120円13銭だった。新型コロナウイルスの感染収束は見通せないが、前週の米株式市場の上昇を受け投資家心理が改善し、27日の東京株式市場で主力株が買われた。新興市場でも個人投資家が個別の好材料や好決算銘柄に着目して買いを入れた。
 
市場では「足元で個人投資家が物色しているのは巣ごもり消費やテレワーク関連で、このところ買われていたオンライン診療関連が売られるという循環物色が続いている。連休前で、本格的に投資家のリスク選好姿勢が戻るのは当面先になるだろう」との見方があった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で351億円、売買高は9364万株だった。値上がり銘柄数は519、値下がり銘柄数は128となった。
 
個別では、オールアバウト、環境管理センター、日本興業、フロイント産業、フューチャーベンチャーキャピタルがストップ高。秋川牧園、ジェーソン、大田花き、NaITOは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、セリア、ジェーシー・コムサ、テイツー、マツモトなど7銘柄は年初来高値を更新。コックス、協立エアテック、アズジェント、日本パレットプール、テラが買われた。
 
一方、エヌアイシ・オートテック、清和中央ホールディングス、スターツ出版が年初来安値を更新。東和フードサービス、ケイティケイ、中京医薬品、オートウェーブ、出前館が売られた。

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