日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比40円99銭高い3872円72銭となった。2営業日ぶりに昨年来高値を更新し、2018年6月以来の高水準を回復した。
前日の米株式市場で主要な株価指数が上昇して取引を終え、中東情勢の緊張によって国内外の株高基調が崩れるとの警戒感が若干和らいだ。
行き過ぎた地政学リスクの懸念が後退し、為替も1ドル=108円40銭台まで円安方向に戻していたことから、本日の東京市場でも全面的に買い戻しが先行した。こうした背景から、海外要因の影響を相対的に受けにくい内需株が中心である点も意識され、新興株に改めて物色が向かった。
金価格の上昇を背景に商品先物大手の第一商品が連日で大幅高を演じた。ニューフレアや多摩川HDなども上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で597億円、売買高は8793万株。
値上がり銘柄数は471、値下がり銘柄数は161となった。
個別では、倉元製作所、ニューテック、SIホールディングス、フジトミ、協和コンサルタンツなど8銘柄がストップ高。ウエストホールディングス、第一建設工業、佐藤渡辺、大成温調、燦キャピタルマネージメントなど35銘柄は昨年来高値を更新。ソレキア、愛光電気、両毛システムズ、岡藤ホールディングス、テクノ・セブンが買われた。
一方、アルファグループ、FHTホールディングス、オプトエレクトロニクス、サカイホールディングスが昨年来安値を更新。ビジョナリーホールディングス、重松製作所、壽屋、興研、セキチューが売られた。
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