日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比17円89銭高い3950円46銭だった。2日ぶりに年初来高値を更新した。
1990年7月17日以来およそ27年5カ月ぶりの高水準となる。年末で機関投資家の取引が減少し、値動きが軽い中小型株を物色する個人投資家が増えた。
直近に新規上場した銘柄の上げが目立った。2017年の取引最終日に高値を更新する「大納会高値」となり、年間では1211円(44.2%)上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1056億円、売買高は9287万株だった。
値上がり銘柄数は369、値下がり銘柄数は285となった。
個別では、ラクオリア創薬、富士ソフトサービスビューロがストップ高。ベルグアースは一時ストップ高と値を飛ばした。太洋基礎工業、大本組、三信建設工業、きょくとう、イオン九州など32銘柄は年初来高値を更新。大木ヘルスケアホールディングス、ヴィスコ・テクノロジーズ、スリー・ディー・マトリックス、ANAP、放電精密加工研究所は上が買われた。
一方、日本銀行が年初来安値を更新。ランシステム、プロルート丸光、日本出版貿易、ACKグループ、夢の街創造委員会が売られた。
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