日経ジャスダック平均は反発、個人中心の押し目買い

日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比4円67銭高い3510円68銭だった。2日ぶりに年初来高値を更新した。
日米の金融政策に関するイベントを無事に通過した安心感から反発となった。前日の米国市場では、注目の連邦公開市場委員会(FOMC)において、パウエル議長が米国景気に前向きな発言をしたことや、追加利下げに対して否定的な発言をしなかったことが好感されて主要指数はそろって反発。これを受けて、クレオやエイシアンSなど材料を発表した銘柄に買いが入り、指数はわずかながら上昇した。
ただ、後場の高値と安値の差(値幅)は4円台にとどまっており「新興株に新規の投資資金があまり入っていない」との声も聞かれた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で415億円、売買高は1億125万株だった。
値上がり銘柄数は363、値下がり銘柄数は235となった。
 
個別では、ニチリョク、ASIAN STARがストップ高。FCホールディングス、ムトー精工は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、暁飯島工業、幼児活動研究会、アルテ サロン ホールディングス、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションなど21銘柄は年初来高値を更新。新都ホールディングス、クレオ、応用技術、前田製作所、エヌジェイホールディングスが買われた。
 
一方、栄電子がストップ安。YKTは一時ストップ安と急落した。三洋堂ホールディングス、五洋インテックス、浜木綿、山陽百貨店は年初来安値を更新。ホロン、ニューフレアテクノロジー、小田原エンジニアリング、トライアイズ、セプテーニ・ホールディングスが売られた。
 
 

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