2日の日経平均株価は、方向感に欠ける展開が続きそうだ。
引き続き、手掛かり材料に乏しい状況のなか、指数寄与度の高い主力株への積極的な売買は期待しづらく、もみ合い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万3000円-2万3300円を想定。
米国株は上昇。NYダウ平均は215ドル高の28645ドルで取引を終えた。好決算のズームが急伸したほか、アップルやセールスフォース・ドットコムなどが強く、ハイテク株が上昇をけん引。S&Pとナスダックが最高値を更新した。
米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。
国内は総裁選動向を見極めるまでは動きづらい局面ではあるが、売り込む要素が乏しく、「閑散に売りなし」の様相が一段と強まるだろう。
消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(1日終値は105円65-67銭)と円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円68-72銭)と円高に傾くなど、まちまちの動きにある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比35円高の2万3195円だった。
【好材料銘柄】
■インタートレード<3747>
金融商品取引向けトータルソリューション「Spider」の大口案件を受注。21年9月期に計上予定。
■アイフリークモバイル<3845>
ミャンマーの新興通信事業者GALAXIANETCOMPANYと、モバイルコンテンツサービス分野とシステムインテグレーション分野で戦略的業務提携。
■ラクス<3923>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>
今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も20円増額。
■文教堂グループホールディングス<9978>
20年8月期決算で債務超過を解消する見込み。
■ANAP<3189>
子会社ANAPラボが「猫の腎障害治療及び製薬化に向けたAI技術の導入」を新規事業として開始する。
■リネットジャパングループ<3556>
障がい者向けグループホーム事業への参入に向けた子会社を設立。
■アセンテック<3565>
テレワーク環境下で安定的に稼働するRPAソリューションの提供を開始。アシリレラ、パナソニックインフォメーションシステムズと共同で検証を完了。
■ジェイリース<7187>
日本情報クリエイト<4054>と業務提携。日本情報Cが提供するオンライン入居申し込みシステム「電子入居申込サービス」とAPI連携を開始。
■ソフトバンク<9434>
日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。10月1日から日本化薬<4272>を除外し、ソフトバンクを新規採用する。
【主な経済指標・スケジュール】
2(水)
【国内】
8月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
スカパーJ
【海外】
米8月ADP全米雇用リポート(21:15)
米7月製造業受注(23:00)
ベージュブック
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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