方向感に欠ける展開か

 

 
 
 
Market Data
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【日経平均】
36887円17銭(▲817円76銭=2.17%)
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【TOPIX】
2708.59(▲42.82=1.56%)
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【グロース250】
631.01(▲13.31=2.07%)
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【プライム売買高】19億9616万株(△6554万株)
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【売買代金】4兆9213億円(△83億円)
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【値上がり銘柄数】459(前日:1291)
【値下がり銘柄数】1133(前日:319)
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【新高値銘柄数】23(前日:50)
【新安値銘柄数】21(前日:6)
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【25日騰落レシオ】96.77(前日:100.69)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は817円安と大幅安、3万6800円台に下落
 2.前日のNYダウやナスダック指数の下落や円高が嫌気される
 3.東エレクやSBGなど売られ、日経平均は半年ぶり安値圏に
 4.三菱重や川重、IHIといった防衛関連株も売りに押される
 5.日本製鉄やJFE、神戸鋼など鉄鋼株は堅調で値を上げる
 
 
今週は、荒い動きが続いて週間では下落した。
3月相場に入り、初日の3日は600円を超える上昇。
米国で決算発表直後に急落したエヌビディアが持ち直したことで、前週末に悲観に傾いた分の修正が入った。
トランプ関税に対するリスクが高まったことなどから、4日は400円を超える下落。
5日、6日は上昇し、トランプ関税に対する過度な警戒も和らいだことで、下げ止まりへの期待が高まった。
しかし、米ハイテク株が崩れた上に円高も進行したことから、7日は800円を超える大幅下落。終値で37000円を下回り、週間でも下落した。
日経平均は週間では約268円の下落。週足では3週連続で陰線を形成した。
 
 
来週は、方向感に欠ける展開か。
米国で12日に消費者物価指数(CPI)、13日に生産者物価指数(PPI)と物価指標が相次いで発表される。
足元でドル円の値動きが大きくなっており、米国の指標を受けた米長期金利や為替の動向に神経質となるだろう。
注目度が高いのはCPIで、弱い結果となって米国の長期金利が低下すれば、米国株の支援材料になると見込まれる。
ただ、このケースではドル円が円高(ドル安)に振れるリスクもある点には注意が必要だろう。今週はトランプ大統領からのメッセージに振り回されたが、この状況はもうしばらく続くと思われる。各種材料に一喜一憂して強弱感が定まらず、不安定な動きが続くと予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
38742.41  26週移動平均線
38648.45  200日移動平均線
38551.21  均衡表転換線(週足)
38537.95  25日移動平均線
38247.72  均衡表基準線(日足)
37972.58  ボリンジャー:-1σ(13週)
37823.05  均衡表基準線(週足)
37805.77  ボリンジャー:-1σ(26週)
37780.61  ボリンジャー:-1σ(25日)
37649.79  均衡表転換線(日足)
37380.42  6日移動平均線
37023.27  ボリンジャー:-2σ(25日)
37002.82  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
36887.17  ★日経平均株価7日終値
 
36869.13  ボリンジャー:-2σ(26週)
36564.77  均衡表雲上限(週足)
36457.22  均衡表雲下限(週足)
36265.92  ボリンジャー:-3σ(25日)
36033.06  ボリンジャー:-3σ(13週)
35932.49  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
ローソク足は5日線を下放れて陰線で終了。終値817.76円安と下げがきつく、4日に付けた直近安値を2.54円下回る36813.62円まで下ヒゲを伸ばした。ボリンジャーバンドで終値が2σを再び割り込む一方、25日線下方乖離率は4.28%、プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は96.77%とオシレーター系指標が売られ過ぎゾーンに到達していないため、下値拡張の継続が警戒される。
 
 

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