方向感に欠ける展開か

 
28日の日経平均株価は、方向感に欠ける展開を予想する
日経平均株価の予想レンジは、3万円-3万300円。
NYダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落。ダウ平均は71ドル高の34869ドルで取引を終えた。米国株は金利上昇で買われるもの、売られるものが鮮明となっており、東京株式市場でもこの流れを受けて景気敏感株買い、グロース株売りの様相が強まるだろう。
きのう27日の日経平均株価は、朝高後、上値の重い展開だった。引き続き買い手がかりに乏しいなか、停滞商状となる場面も想定される。
一方、政府は、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言を30日に全面解除する方針で、きょうにも正式決定される見込み。解除による経済活動の正常化期待に加え、9月配当権利付きの最終売買日にあたることから、権利取りの動きなども支えになるとみられる。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円前後(27日は110円77-78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円54-58銭)と円安方向に振れている。
27日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同27日の大阪取引所清算値比25円安の3万55円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■ジューテックホールディングス <3157>
上期経常を2.2倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■JNSホールディングス <3627>
今期営業を67%上方修正。
 
■ニッセイ <6271>
今期経常を35%上方修正、配当も4円増額。
 
■アイ・テック <9964>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.44%にあたる55万株(金額で8億2500万円)を上限に、9月28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■キッセイ薬品工業 <4547>
選択的C5a受容体拮抗薬「タブネオス」の国内製造販売承認を取得。顕微鏡的多発血管炎や多発血管炎性肉芽腫症の治療薬。
 
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
中国でがん治療用候補抗体「CBA-1535」に関する特許査定を受領。
 
■キッズウェル・バイオ <4584>
千寿製薬と共同開発した眼科治療領域のバイオ後続品について、国内で医薬品製造販売承認を取得。通期業績予想には織り込み済み。
 
■日本特殊陶業 <5334>
上期税引き前を28%上方修正。
 
■東京製綱 <5981>
中期経営計画を策定。24年3月期に営業利益30億~40億円(21年3月期は7億円)を目指す。
 
■ハピネット <7552>
上期経常を一転24%増益に上方修正。
 
■群馬銀行 <8334>
上期経常を39%上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
28(火)
【国内】
日銀金融政策決定会合議事要旨(7/15~7/16開催分)
配当・優待権利付き最終日
40年国債入札
《決算発表》
スギHD、ハローズ、ハニーズHLD、ピックルス、ヒマラヤ
 
【海外】
米7月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米9月消費者信頼感指数(23:00)
米7年国債入札
パウエルFRB議長が米上院で議会証言
《米決算発表》
マイクロン・テクノロジー

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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