20日の日経平均は小幅高。
動意薄ではあったが、売り先行からプラス転換し、2万1600円台に乗せて終えた。リスク回避の売りに押されなかった点はポジティブだった。
22日の東京株式市場は、飛び石連休の谷間とあって市場参加者が限定されることもあり、引き続き薄商いで方向感に乏しい推移が予想される。
祝日明けの22日は、FOMCの結果やパウエルFRB議長の会見はグローバル市場で消化済みとなるが、米国株の強い基調が維持されているかが注目点となる。
コメント次第では、波乱展開となる可能性もある
ただ今回は、米国の20日、21日の2日分の値動きを見定めることができる。米国株が両日大幅安となった場合にはさすがに厳しいが、どちらかで上昇していれば、右肩上がりのトレンドには変化なしとみて良いだろう。
日経平均は、26週線(2万1469円、20日時点)より上で週を終えられるかが注目点となる。昨年10月に同水準を割り込んだ後は、戻りが同水準に跳ね返される動きが続いている。FOMCがマーケットにとってポジティブなイベントとなり、強い上昇で26週線を明確にブレークできるようなら、翌週以降にもその勢いが持続する可能性が高いだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
22622.67 ボリンジャー:+3σ(13週)
22532.18 ボリンジャー:+1σ(26週)
22316.80 均衡表雲下限(週足)
22051.60 ボリンジャー:+3σ(25日)
22017.98 ボリンジャー:+2σ(13週)
21970.03 200日移動平均線
21841.22 ボリンジャー:+2σ(25日)
21822.04 新値三本足陽転値
21698.33 均衡表基準線(週足)
21630.85 ボリンジャー:+1σ(25日)
21608.92 ★日経平均株価20日終値
21469.94 26週移動平均線
21464.73 6日移動平均線
21420.48 25日移動平均線
21413.29 ボリンジャー:+1σ(13週)
21356.86 均衡表基準線(日足)
21276.09 均衡表転換線(日足)
21210.10 ボリンジャー:-1σ(25日)
21087.85 均衡表転換線(週足)
21054.73 75日移動平均線
20999.73 ボリンジャー:-2σ(25日)
20823.69 均衡表雲上限(日足)
20808.60 13週移動平均線
20789.35 ボリンジャー:-3σ(25日)
今月5日以来半月ぶりの高水準。前場中ごろにかけて軟化する場面があったものの、上向きの25日移動平均線上を走る5日線近辺で下げ止まり、下値での買い需要の強さが再確認される格好に。
日足の一目均衡表では、転換線が下向きから上向きに転じたほか、昨日上向いたばかりの基準線は急角度で上昇し、目先の上昇圧力の強さを示唆。変化日を迎える来週にむけて株価の上放れが期待されるところである。
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