方向感に乏しい展開か,円安進行が支え

21日の東京株式市場は、手掛かり材料難のなか、方向感に乏しい展開か。
日経平均株価の予想レンジ:は、2万2700円-2万3000円を想定する。
日銀金融政策決定会合の結果が発表される。会合自体はノーサプライズと思われるが、それでも足元で強弱感が入り交じる中、昼休みに新しい材料が提供されることで、指数主導で相場が荒れる可能性はあり、後場の乱高下には注意したい。
値動きの軽い小型株に物色の矛先が向かいそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半と円安に振れている。日本株には円安進行が支えとなるだろう。
20日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所終値比35円安の2万2825円だった。
 
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り490万株、買い410万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは6営業日ぶり。金額は買い越し。売りセクターに、情報通信、陸運など。買いセクターに、電機、化学、ETF、情報通信、証券、REITなど
 
【好材料銘柄】
■カカクコム <2371>
発行済み株式数の2.05%にあたる440万株の自社株を消却する。消却予定日は18年1月4日。また、高速バスの運賃比較サイトなどを運営するLCLの全株式を取得し子会社化する。
 
■ヒマラヤ <7514>
業績不振が続くスポーツ用品販売のビーアンドディーの全株式をRIZAPに売却する
 
■省電舎ホールディングス <1711>
丸紅 <8002> とエネルギー関連分野の新事業展開で業務提携。第一弾として自家消費型EMS(エネルギーマネジメントシステム)を18年3月までに開発する。両社顧客約6000社への導入を目指す。
 
■UMNファーマ <4585>
今期最終を赤字縮小に上方修正。
 
【主な経済指標・スケジュール】
21(木)
日銀金融政策決定会合結果発表
黒田日銀総裁会見
《決算発表》
オプトエレクト
 
【海外】
米7-9月期GDP確定値(22:30)
米12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
米11月シカゴ連銀全米活動指数(22:30)
米10月FHFA住宅価格指数(23:00)
米11月景気先行指数(12/22 0:00)
米5年インフレ連動国債入札
スペインのカタルーニャ州議会選挙
《米決算発表》
ナイキ、カーマックス、コナグラブランズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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