日経平均株価の終値は前週末比48円安の2万6714円だった値幅は大きく出たが、終値ベースでは小幅安にとどまった。
序盤の買いは米国の経済対策の最終合意、その後の失速は英国のコロナウイルス変異種の拡大が要因とみられているが、終わってみれば小動きで、本当の意味で材料視されたかは微妙なところだろう。
きょうの高値(2万6905円)と安値(2万6533円)が、ほぼ最近のレンジの上限・下限になっている。このレンジを逸脱するような動きが見られた場合には、上でも下でも傾いた方に勢いがつく可能性がある。
22日の日経平均株価は、方向感に乏しい展開となりそう。
21日には、下げ幅を拡大する場面がみられたが、日経平均株価の25日移動平均線(前週末18日時点で2万6416円)が支えとなったもようで、下げ幅を縮小した。
目先的には、同線(21日時点で2万6469円)が下値支持として意識されそう。海外投資家のクリスマス休暇入りが本格化するとみられるが、市場では「市場参加者が減少するなか、株価指数先物への仕掛け的な売りには注意したい」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
29584.21 ボリンジャー:+3σ(13週)
28671.88 ボリンジャー:+3σ(26週)
28064.31 ボリンジャー:+2σ(13週)
27658.49 ボリンジャー:+3σ(25日)
27262.22 ボリンジャー:+2σ(25日)
27084.75 ボリンジャー:+2σ(26週)
26865.95 ボリンジャー:+1σ(25日)
26743.69 6日移動平均線
26714.42 ★日経平均株価21日終値
26713.14 均衡表転換線(日足)
26544.41 ボリンジャー:+1σ(13週)
26469.68 25日移動平均線
26467.08 新値三本足陰転値
26073.41 ボリンジャー:-1σ(25日)
26060.49 均衡表基準線(日足)
25677.14 ボリンジャー:-2σ(25日)
25497.63 ボリンジャー:+1σ(26週)
25280.87 ボリンジャー:-3σ(25日)
25024.51 13週移動平均線
24927.07 均衡表転換線(週足)
24561.30 75日移動平均線
24307.84 均衡表基準線(週足)
24305.30 均衡表雲上限(日足)
24233.34 均衡表雲下限(日足)
ローソク足は陰線を引いたが、パラボリックの陰転値付近まで長い下ヒゲを出した後に下げ幅を縮小して終了し、下値での買い需要を再確認した格好。25日線は上向きをキープして大勢強気相場の継続を示唆している。
ただ、RSI(14日ベース)は46.99%(先週末60.84%)と11月2日以来の中立圏中央である50%割れ。RSIの周期性を踏まえると中立圏下限の40%付近までの低下が予想され、RSIの低下圧力で目先は上値の重い相場となる可能性に留意したい。
目次
