方向感に乏しい地合いか

 
 
日経平均は、上下に不安定な動きが続き、引けでは17円安と小幅安。
日経平均が前場に一時的な値上がりをしたものの、後場は中国上海株の下げを受けて軟調に推移。心理的なフシ目である2万2500円を守りはしたが、目立った買い材料もなくなかなか独自の力では上がれない状況となっている。
また、決算発表がピークを迎えるなか、大成建<1801>が決算発表後に急落。これにより、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まった。
 
 
明日(7日)の東京株式市場は、4~6月期決算の発表に伴う好業績銘柄へ積極的な個別物色の姿勢は継続するものの、米中貿易摩擦問題がくすぶるなかで全体相場は方向感に乏しい地合いとなりそうだ。
また、上海総合指数など中国株式相場の動向に左右される可能性もある。
 
値動きのある銘柄を物色する地合いが続きそうな印象。
急伸銘柄に飛びつくのはリスクも高いが、急落銘柄に関しては、テクニカルやファンダメンタルズを精査して安いところを仕込んでおくには良い局面と考える。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
 
23098.86  ボリンジャー:+2σ(13週)
22808.99  ボリンジャー:+1σ(13週)
22728.57  ボリンジャー:+1σ(26週)
22728.56  ボリンジャー:+1σ(25日)
22565.05  6日移動平均線
22563.84  均衡表転換線(日足)
22519.13  13週移動平均線
 
22507.32  ★日経平均株価6日終値
 
22464.99  75日移動平均線
22440.91  均衡表雲上限(日足)
22411.41  均衡表雲下限(日足)
22358.58  200日移動平均線
22351.28  25日移動平均線
22237.26  均衡表転換線(週足)
22229.27  ボリンジャー:-1σ(13週)
22206.14  均衡表基準線(日足)
22196.89  新値三本足陰転値
22152.65  26週移動平均線
22112.09  均衡表雲上限(週足)
21974.00  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
ボリンジャーバンドでは、日々線は一時中心線を下回った。
7月31日の下落時には日経平均は中心線をわずかに上回る水準で下げ止まったが、本日の中心線割れで-1σまでの下落を想定しておく必要がでてきた。
また、-2σ~+2σまでの各線が中心線に向かって動いており、もち合い局面は最終段階に入りつつあり、その後は持ち合い放れに伴う大幅変動が予想される。
 

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