[概況]
NY市場に入り発表された1月耐久財受注と1月S&Pケースシラー住宅価格は共に予想を下回ったがドルはそれまでの高値を上抜き、続いて発表された2月コンファレンスボード消費者信頼感指数が予想を上回るとドルは更に上昇した。
そしてパウエル新FRB議長が議会証言で、「経済見通しは強くなっていると認識」、「インフレは目標に向かっていると認識」などの見方を示すと、市場には予想以上のタカ派的姿勢と受け止められてドルは107円半ばを超え、NY市場序盤に当日高値107.690円まで急騰した。
其の後は戻り売りなどに上げ幅を削られたが、最後は前日比+42銭高の107.380円と107円に乗せて引け、ドル以外の主要通貨は概ね値下がりした。FRB議長の議会証言でドルは107円に乗せる上昇となり、108円を目指す流れが再開したと見ている。
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