新規材料に欠ける中、北朝鮮リスクに反応してドル安

[概況]

27日にCNNが北朝鮮ミサイル発射の兆候と報道した事を受けて、28日の東京市場ではリスク回避の円買い・ドル売りが進み、欧州市場序盤にドルは当日安値112.650円まで下落した。
 
しかし年末を迎えて更に売り込む動きは無く、其の後NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より若干増えたが、11月卸売在庫は予想を上回り、続いて発表された12月シカゴ購買部協会景気指数も予想を上回ると、中盤にドルは113円丁度まで反発した。
 
しかし年末の商いが薄い中で買いは続かず戻りを売られて値下がりし、最後は前日比-50.5銭の112.855円と113円を割れて引けた。またユーロは対ドルで買われた事などにユーロ/円も+3銭高となるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。
 
本日は今年最後の取引となり明日から3連休となるが、其の前に仕掛ける様な動きが出るとは考えにくく、揉み合い継続と見る。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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