新興市場が切り返しの動きに進み始めている。
新興市場は10月下旬以降の利益確定売り先行の地合いが一巡。11月に入って反騰の姿勢を強めてきており、来週もこの流れが継続していきそうだ。
米大統領選はすっきりとした結末には至っていないが、イベント通過によるアク抜けが先行しているようで、東京株式市場全般は不透明感の払しょくもあって、日経平均株価が2万4000円台に上昇。2年1カ月ぶりの高水準に到達している。
急上昇してもみ合いから上放れようとしている東証1部市場に対し、マザーズなどの新興市場は相対的な出遅れが目立つ。10月下旬以降の調整で短期的な需給状況は改善してきており、10月上旬までのような、主力株主導の相場展開が戻りそうだ。
新興市場上場銘柄は好業績であることがコンセンサスでもあり、全体の物色に影響を及ぼすようなものはなさそうだ。
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